この記事では、ハボックの正確な平均リコイルパターンと、リコイルコントロール方法を説明しています。記事の最後に動画も載せています。リコイルパターンの測定方法に関しては、以下の記事などの以前の記事を参照してください。
1. ハボックの平均リコイルパターンとリコイルコントロール(反動制御)方法
1.1 平均リコイルパターン
以下の図のようになっています。この図の算出方法は前回の記事などに記載しています。
1.2 シーズン4とシーズン3の平均リコイルパターン比較
シーズン4と3を比較すると以下のようになっています。
まず横方向を比較すると、シーズン3では撃ち始め5発程度はジグザグな反動になっており、シーズン4ではほぼまっすぐな反動になっています。その後は左右の切り替わりタイミングは同じものの、明らかに左右の移動量がシーズン4で減っていることがわかります。
次に縦方向のリコイルを見てみると、ほぼ変化がないように見えます。正確に確認するために縦方向のリコイルだけを抜き出したグラフを以下に示します。グラフは一発ごとの縦方向の反動を抜き出したもので、横軸が何発目かを表し、縦軸が反動の強さを表します。2つの折れ線はほぼ重なっており、シーズン4と3でほとんど変化がないことがわかります。
余談ですが、このグラフから縦方向の反動の強さは急激な変化がないことがわかり、縦方向のリコイルは途中まで大きいものの一定速度で、その後減速し、さらにそのあとは小さく一定速度になることがわかります。
1.3 リコイルコントロールパターン
リコイルパターンと逆を行えばよいため、以下の図のようになります。イメージとしては、最初は少しの間縦に強い左下へのリコイルで、その後右、左、停止という感じです。縦リコイルが大きいのは5発目までで、その後は縦横共に小さいリコイルになります。それぞれ左右への切り返しの瞬間はほぼ縦成分のみになり、だんだんと縦成分が横成分へと変わっていくようなパターンになっています。リコイルが小さいため、ある程度うまいプレイヤーであれば、覚えていなくてもリコイルできてしまうかもしれません。画像ではよくわからないと思いますので詳しくは動画をご覧ください。
2. ハボックリコイルのランダム成分
リコイルのランダム成分は以下のようになっています。あまり変化はありませんが、10発前後が最も強くなっています。
リコイルのランダム成分の強さを以下の式で計算すると、ハボックは108[pix/s]となります。※この指標は当ブログ独自のものです。このブログ内でほかの武器と比較するための指標です。
(ランダム成分の強さ[pix/秒(s)])= (1発あたりのランダム性[pix/発]) x 発射レート[発/秒(s)]
2.1 シーズン4とシーズン3のリコイルランダム成分比較
シーズン3とシーズン4のランダム性を比較すると以下の図のようになります。結論としては、縦反動はほぼ変更がないのに対し、横反動は打ち始め5発前後のランダム性が弱くなった点以外はシーズン3と4に違いはありません
3. ハボックの距離別リコイルコントロールのポイント
ハボックは縦方向のリコイルがかなり強い武器で、縦方向のリコイルが得意でないとADSして使用するのが難しいです。一方で、横方向のリコイルやランダム性はR-301などと比べても弱いため、縦方向のリコイルがうまくできるのであれば遠距離でも使用できる可能性があります。
4. まとめ・動画
ハボックはARの中でも最も良いDPSを持っていますが、縦反動が強い点と撃ち始めのディレイが欠点です。シーズン4のアップデートで横方向のリコイルは単純かつ弱くなったため、パターンを覚えて練習すればリコイルの強さは技術で補える可能性があります。
動画は下記です。練習などにご利用ください。
(シーズン4)ハボックの正確なリコイルパターンとリコイルコントロール Apex Legends [PC/PS4]