Apex Legendsのリコイル(反動)には、規則的な成分とランダムな成分が存在します。この記事では前回記事のオルタネータと同様に、R-99全弾分の解析を行います。前回の記事は以下のリンクを参照してください。結論だけ見たいという方は、"3. 結果と考察"および"4. 結論"あたりを参照してください。
目次
1. 背景と目的
Apex Legendsでは、武器ごとに特定のリコイル(反動)パターンがありますが、毎回同じパターンにはならずランダムな要素が含まれています。そこでこの記事ではランダムな要素が一体どのようなものなのかを調査します。最終的には調査結果を用いてランダムな要素を取り除いたリコイルパターンや武器ごとのランダム性の強さなどを求めるます。
2. 調査方法・条件
2.1 条件および選定理由
条件は前回同様なので省略します。
2.2 測定方法
2.2.1 撮影方法
方法は武器以外前回同様なので省略します。今回は26マガジン分を撮影しました。
2.2.2 解析方法
方法は武器以外前回同様なので省略します。またオルタネータで解析した結果をもとに一部解析を省略しています。
3. 結果と考察
3.1 (参考)前回(オルタネータ)の結果
比較しやすいように前回の結果を記載しておきます。
次に、1~26発目ごとの反動最小値と最大値の差分(つまり、ランダム反動の範囲)をグラフ化すると以下のようになります。だんだんと小さくなっていく傾向があることがわかり、これは反動のランダムに変動する範囲がだんだんと小さくなっていることを表します。
規則的な成分を少し詳しく解析します。オルタネータの規則的な反動の成分を横方向と縦方向分けて抽出すると、以下の図のようになります。縦反動はだんだんと弱まりますが、横反動は後半の方が強い傾向にあるといえます。
3.2 今回(R-99)の結果
3.2.1 R-99のリコイルランダム性
まずリコイルのランダム性をグラフ化します。以下の図のようになりました。オルタネータの時とは異なり、R-99は最初の4発にランダム性がなく、5~10発目にだんだんとリコイルのランダム性が上がっていきます。10発目でランダム性が最大値に達し、以降のランダム性は10発目とほぼ同じです。オルタネータはだんだんと減っていくだけだったため、傾向が大きく違うことがわかります。横方向のランダム性は1っ発あたり最大で10pixelほどで、一見するとオルタネータと同じくらいにも見えますが、R-99の発射レートはオルタネータの2倍近いため、ランダム性の強さはR-99の方が高い(制御が難しい)ことになります。
3.2.2 R-99のリコイルパタン(ランダム成分除く)
ランダム成分が解析できたため、測定結果からランダム成分を除いて、規則的な成分だけを取り出すことができます。その結果は以下のようになります。
3.2.3 R-99リコイルの規則的な成分に関する考察
規則的な成分の一発ごとの反動をグラフ化すると以下のようになります。オルタネータ同様に撃ち始めは縦方向の反動が強く、後半は横反動の方が強いことがわかります。一見するとオルタネータの方が縦反動が強そうですが、R-99の発射レートはオルタネータの2倍近いため、撃ち始めの縦反動の強さはR-99の方が強いです。一方横反動はオルタネータの方が少し大きい程度に見えますが、オルタネータは毎回左右に反動が切り替わるため、オルタネータの方が制御が難し(毎回の左右の反動を制御しようとした場合)いことになります。
4. 結論
R-99の反動を26マガジン分サンプリングしてランダム性を解析しました。
ランダムな要素は最初の4発程度はほぼなく、その後10発目までに急激に上昇し、10発目以降は同程度であることがわかりました。約5発目までは規則的な反動さえ制御できれば、精密な射撃が可能です。
一方、ランダムではない要素のに関して、前半は縦反動が強く、後半は横反動が大きいことがわかりました。オルタネータよりもつい良い縦反動
ランダム性に関してはオルタネータと傾向が大きく違ったため、他の武器でも違いがあるかもしれません。
5. 今後の課題
オルタネータ・R-99以外でも同様か確認します。